REPORT

2010201120122013

10.08.03 ハンガリーGPを終えて

ハンガロリンクは低速コースというイメージですが、実際には中速コーナーが多い んです。このサーキットでは08年、09年とGP2でレースをしていますが、走っていて面白かったです。ボトムスピードも意外と速くて、ストップ &ゴーのアブダビとかの方が遅いぐらい。クルマ的には今回は連戦なので大きな変更はなかったです。ホッケンハイムでもだいぶクルマが良くなってい ましたが、全開区間のセクター2で負けていた。ハンガロリンクは直線が短いので、ホッケンハイムよりはいいだろうと思っていました。


ただ、予選は最悪でした。タイヤ選択もまずかったし、トラフィックにもはまったし、おまけに最後は信号無視だし。ちょうどピットに戻ってきて信号のあたりで無線で『第1セッション落ち』を聞いたので、え、なんで!? と焦っていたら信号を通り過ぎてました……。第2セッションに行って、オプションでどれだけタイムが出るかが勝負だったので、そこまで行けなかったのは完全に僕らのミスでした。
決勝は最後列からのスタートだったので、戦略はセーフティーカーが入ったらそれをチャンスとして活かそうというぐらいで、とにかく良いスタートして出来るだけ前に行くことを狙ってました。

1周目に7台抜けましたけど、空いているところに飛び込んでいっただけです。もちろん周りのクルマが滑ったりしたら危なかったかもしれないですけど、あそこでいかなかったらレースにならないですからね。
タイヤを換えたあとミハエルを抜いたのはセーフティーカーがピットに戻ってレースが再開した1コーナーです。ミハエルは自分が真っ直ぐが速いというのは分かっているから、その前の最終コーナーを全部インベタで走ってたんです。コーナーをおさえておけば抜かれないと思ってたんでしょう。だから僕がドーンといったら、最初はエンジンパワーの違いで離れたんですけど、ストレートの最後に、これやったらなんとか頑張れるというところまで追いついたから、ブレーキングングで勝負して抜きました。これが大きかったと思います。結局あそこで抜いてなかったら、最後にバリチェロにやられていたかもしれないですから。

ミハエルを抜いてからは、とにかくバリチェロがまだピットインしていないから、バリチェロとの差をひろげられないようにしていました。バリチェロがタイヤを交換したあと、ミハエルの後ろに入ったら僕は助かるけど、ミハエルの前に出てこられたら、向こうはクリーンエアでニュータイヤだし抵抗できない。それだけはないようにバトンに離されないようにしていました。
まあ、23番グリッドからスタートして9位は結果オーライでしょう。なにより、ペドロも7位に入ってチームとして今シーズン初めて2台揃ってポイントを獲れたことがうれしいです。チームはこれから夏休みだしいいタイミングでしたね。僕も気分よく日本に帰れます(笑)。みなさんもよい夏休みをお過ごしください。
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