REPORT

2010201120122013

10.07.13 イギリスGPを終えて

シルバーストンは楽しみにしていたコースのひとつなんです。とくにターン2からターン6までの高速S字とその先のストレートの後に右コーナーまでの流れが好きなんです。


S字はひとつ目を失敗したらふたつ目も3つ目もダメになってしまうし、ここを全部まとめてストレートでどれだけ稼ぐかという組み立てが難しくて、だから面 白いんですね。低速コーナーだとクルマを無理矢理曲げることは 結構できるんですけど、高速コーナーでは難しい。走行ラインもすごく狭いので、ここはリズムがすごく大切なんです。

今年から新しいレイアウトの部分ができましたけど、金曜日に初めて走ってみると、舗装が違うせいか路面がタイヤを掴んでくれない感じで全然グリップが違ったので、とにかくラバーが乗るのを待つしかないかなと感じました。ただ状況はみんな同じだと思うので、ここでのタイムはあまり気にしませんでした。クルマと しては高速ではダウンフォースが出ているので、逆にこれまでと変わっていない高速コーナーをできるだけ早く脱出してトップスピードをカバーできるように セットアップを進めました。

 

金曜から土曜日にかけてクルマの重量配分も変えたんですけど、いい方向に行ったと思います。ただ予選では、走行ラインが思った以上に狭いクルマになったの が予想外でしたね。思ったほど路面がよくならなかったことが一番かもしれません。チームメイトと比べても、僕が知らなかったシルバーストン特有の走り方と いったちょっとした些細なことで負けただけなので、自分の経験としてはこれでいいかなと思います。
前回のバレンシアではレース中に履かないといけないふたつのタイヤの差が極端にあったのですが、今回はそれほど差がなかったので決勝レースはソフトタイヤでスタートしました。スタートはうまく切れたし、1周目に9番手までポジションを上げられたのがよかったです。タイヤはまだタイムが出せる状態でしたけど、前にあわせてピットインしました。コースに戻るとき、後ろからシューマッハーが来ているのはわかっていたので、ここが頑張りどころと思って、ブレーキングの位置を変えたりし てブロックしたんですけど、結構うまくいったと思います。
そのあとはバリチェロについていく感じで、本来ならもう少し速いペースで走れたと思うけれど、抜きどころもなかったので仕方ないです。終盤、後ろに直線が 速いクルマが迫ってきたときは、わざとペースを上げたり落としたりして、なんとかスリップに入られないように防いでいました。
6位入賞は素直にうれしいです。ただ、やはり予選でもっといいグリッドが獲れるように頑張らないといけないと思っています。いよいよシーズンも後半戦に入りますが、これからも応援よろしくお願いします。
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