REPORT

2010201120122013

10.06.16 カナダGPを終えて

金曜日のフリー走行では、コース自体が全然グリップしなくて、さらに今回初めてミディアムダウンフォースだったことで、今までの感覚と少し違う部分がありました。とにかくグリップが低いし、タイヤのデグラデーションは大きいし、レースではタイヤをうまく使えるようにしないともたないやろうなと感じてました。


たぶんもっとダウンフォースを付けて、スピードを犠牲にしてもタイヤをもたせるというところも出てくるかなと思っていたんで、初日が終わった時点では周りのペースがどれくらいか分からなかったです。土曜日の朝はまずまずでしたけど、予選では、タイヤがどれくらいでウオームアップするのか、完全に読み間違えでした。

まずプライムですけど、計測5周のアタックをしたあと、ピットに戻る6周目のインラップでも、セクター1とセクター2がベストタイムだった。あのままアタックを続けられたらよかったんですが、燃料がないから、ピットに戻るしかなかった。もしかしたらあそこで給油して、プライムで出ていったら問題なかったかもしれませんし、次に履いたオプションも時間内にタイヤが温まりきらなかった。もっと早くコースインして数周多く走れてたら、タイムが上がってたと思うんですけれども、路面温度も上がっていたんで、朝よりは温まりがいいだろうと思って出ていったら、ウオームアップが全然ダメ。おまけにヴァージンもいたし、ちょっとでもスリップを使おうと思っていたら、彼がターン8でオフしてそれもできなかったし。もし普通にタイヤがウォームアップしていたら午前中くらいのタイムは出ていたはず。最初にプライムでアタックした後、僕はすぐに行きたいと言ったんですけど、まあそういうところもチームにはもっと言えるようにならないといけませんね。僕としてはもう少しタイムが出たはずだったので、すごく残念でした。

決勝レースは、なるべく早めにポジションを上げてすぐにプライムに履き替えるという戦略をとって、オプションタイヤでスタートしました。スタートしたら前でペトロフがスピンして、その先の2コーナーでごちゃごちゃ混乱しているところでも順位を上げられました。2コーナーは何かあるだろうとイン側のラインを狙っていったのはうまくいったし、タイヤの使い方を変えたことで、前のヒュルケンベルグにすぐに追いついて、かなりいいペースだったんですけど……。まず1回ヘアピンでしかけて、その先のバックストレートでスリップに入ってシケインのブレーキングが勝負やと思ってたんです。

スリップに入ってヒュルケンベルグを抜いたんですけど、前にいたシューマッハーもシケインへのブレーキングが遅れていて、ブレーキングが遅れてしまった。ただ、そのまま真っすぐシケインをカットしていたら、せっかく抜いたポジションを戻さないといけないかもしれないと思って、なんとか無理して曲がろうとしたんです。だけど曲がり切れず縁石に乗って、クルマがジャンプして、もうコントロール不能でした。すぐにチームに謝りましたけれども、なんであんなことしたんやろうと、自分自身にすごく腹が立っているし、すごく反省してます。
応援してくださっているファンのみなさんも本当にすみません。

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