REPORT

2010201120122013

11.11.29 ブラジルGPを終えて

ブラジルでは過去2回ともトップ10フィニッシュをしていますが、相性がいいというよりは、アクシデントだったりに助けられていたりもするんです。3回目の今年は一番きつい気がしていました。


だから、そこを自分の経験でうまくカバーして、なんとかシングルフィニッシュを狙っていました。一番大事なことは自分たちのベストを尽くすこと。金土日、すべてタイミング、すべてのコーナーで後悔しないような1週間にしたいと思っていたんです。

金曜日は、ここは晴れると路面温度がすごく高くなるので、レースがドライだったときに、タイヤを上手にいい温度で保たせられるセッティングを目指していました。予選の一発に向けてという感じではなかったです。正直、雨のことはあまり考えていなかったんです。天気はどうすることもできないし、練習もできませんから。

 今回のソフトタイヤはそんなに悪くはないんですけど、全体的にグリップが少ないし、タレるというよりはオーバーヒートしてタイヤのパフォーマンスが落ちるという兆候で、クールダウンしたらタイヤの芯が冷えちゃって、外の表面だけ温まってる状態になったりもするので、難しいタイヤでした。

 予選でもリヤはすぐに温まるけど、フロントが温まったときにはリヤが終わってしまうという状況は変わりませんでした。Q2の一発目は結構順調にいったんですが、2回目はコースインした時に前のフェラーリに引っかかって、フロントタイヤが温まらなくなって、アタックに入った1コーナーを曲がった瞬間にコンマ2、3秒損をしてたからもう無理だなってピットに戻りました。予選が始まってから曇りだして路面温度が下がったこともあったし、タイミングもついてなかったですね。

決勝はとにかく前にいるトロロッソの2台をいかに速く抜くかが勝負でした。スタートでまず1台を抜いて、次の2周目にもう1台の前に出られたのがよかったですね。そのあとはとにかくタイヤのことを考えながら走っていました。いままでのレース以上に今回のタイヤは厳しかったです。
 第1スティントはリヤタイヤが変な感じになったので早めにタイヤを交換することにしました。この時の作業時間が長かったのは、僕がタイヤ交換を終えた時に後ろからトロロッソの1台も入って来たから、アンセーフ・リリースのペナルティを受けないようにチームが僕をリリースするのを慎重に待ったためです。全体的なレースペースはよくて、気持ちよく走れました。できればフォースインディアの1台を捕らえたかったけど、今回はとにかくコンストラクターズ順位がかかっていたので、無理はしませんでした。
 とにかくきちんとチームの仕事ができたのがよかったです。フリー走行から重めのロングランをしていたことも役立ちました。

 今年は2年目でチームを牽引するということで、自分自身つらい立場になるのも分かっていました。シーズン初めはチームとしてもよかったけど、後半からルールが変わったりいろいろとつらかったですけど、全体的に僕らのポジションを上げて終えられたのでよかったと思います。2012年はもっと上を目指すために、この冬は多くの仕事をしなければなりませんが、1年を通していいシーズンにしたいと思います。
 ファンの皆さま2011年も応援ありがとうございました。2012年もよろしくお願いいたします。
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