REPORT

2010201120122013

11.02.07 バレンシア新車発表会・合同テスト

いよいよシーズンが始まりますね。バレンシアに着いて実感しました。

それにしても今年は、新車発表会のメディア対応の時間割がすごかったです。インタビューとか3分刻みで入ってたし(笑)。それだけ注目して頂いているのは本当にありがたいですね。


チームを牽引していく立場であることは充分感じていますし、僕自身次にステップアップするためにも乗り越えなければならない課題で、とても大切な年だと位置づけています。
新車C30は組み上がった状態を発表会の当日初めて見たんですけど、第一印象はけっこうフェラーリみたいやなあという感じですね。

発表会の後、プロモーション用の撮影をするために新車にいろいろカメラをつけてコースを走りました。なんか、新車って作っているときに出る粉がいっぱい溜まっているみたいで、コースに出て行って風が入った瞬間、その粉が全部ヘルメットに入ってきて、目にいっぱい粉が入って目をパチパチしながら運転してました(笑)。まあその時はシェイクダウンとも違うフィルミングデイなんで、全然アクセルを踏んでないし、撮影用にシステムを動かしてみたりするだけでしたけど、あんな経験初めてでしたね。

次の日から始まった合同テストでは、初日のテストを担当しました。本当は昼休みの20分だけクルマを降りることができるという、これまたすごい走行プログラムが組んであって、トータル150周走る予定だったんですけど、ちょっとトラブルがでてそこまでは走れませんでした。

走りはじめ、ゆっくりとクルマの様子を見ながらと思っていたんですけど、まずクルマのデータを送受信するシステムにトラブルがでてデータが取れないことが分かった。今年のクルマはKERSとかいろいろ積んでいるから、最初にリスクを背負ってもしょうがないから、まずはそのトラブルがきちんと直るまでバタバタしてました。データを取りたいのにデータが取れない状態だったのは、残念ですけどしょうがないですね。午後もフロアにちょっと問題が起きて交換をしました。その後は順調でしたけど、セッティングはほとんどしてないです。

正直、去年のクルマと比べるのは難しいですね。今年の方がディフュザーも制限されているしダウンフォースが少ないからタイヤがグリップしてないというのも分かりますが、何を基準にしたらいいか難しいので。いま思うと、去年のクルマはたしかに跳ねてたかなとは思いますけど、去年と比較するよりは、これからどれだけこのクルマをよくするのかが大切です。

今年はドライバーも忙しいですよ。KERSが復活したし、リヤウイングも動かさないといけない。これらの操作が結構難しいうえ、使うのが大変なんです。でも、うまく使えればアドバンテージになるので、できるだけ早い段階でものにしたいですね。リヤウイングの方がKERSよりも効果が大きいと思いますけど、動かすとコーン、コーン、って音が聞こえるんですよ。感覚としてはスピードが伸びるというより、クルマがフっと軽くなる感じですね。ただまあKERSもあるし操作がややこしい。使うタイミングもあるし、コクピットの中はかなり忙しいです。

今回のテストではトラブルがありましたが、最初のテストはタイムを気にするものでもないし、こういったトラブルを洗い出すことが重要なので、僕はトラブルが出てくれてよかったと思います。次のヘレステストからクルマのセットアップと開発をきちんとできればなと思います。

みなさま今年も応援よろしくお願いいたします。頑張って行きましょう!!

KAMUI'S REPORT INDEX